弾き語りライブ2020
年が明けてしまいましたが、去年の壮平さんのライブについて書きます
このブログはいいな、素敵だなと思ったことを書き溜めて、自分の好きなことって何かなって考えるための備忘録
何を気取ってるんだと思われそうだけど、私の心は暗くてドロドロした感情の方が多い
でもこのブログだけはきれいなものだけを集めていたいのです
12月の中野サンプラザ
セトリ、andymoriの革命から始まって、ALのNOW PLAYING、ソロデビュー曲のOH MY GODと歌う流れが壮平さんの小さい歴史を見ているみたいでとても良かった…
そして、一番すごかったのがteen's……
吐き気のするその顔を俺の前に晒してくれるな。
きれいな顔のままで死ねるなんて思いますか。
あんなに力強い歌声で歌われたら、心に響かないわけがない…
ソロデビューが決まってから、初めてのライブで、ちゃんとしたシャツを着ているし、お酒も飲んでいませんと、壮平さんが言っていた
私は少し寂しかった TシャツとGパンで登場して、途中で楽屋にお酒を取りにいって、公演中に一緒に乾杯したあの日
どうしても思い出してしまう
でもソロデビューは本当に本当に嬉しい 恋はマーブルの海へもすてきな曲で、今年も今年とて、私は壮平さんの音楽に救われて生きていく
カネコアヤノワンマンショー 2020
お久しぶりです
このブログ、意外とアクセスしてくれる人がいて、それでちょっと恥ずかしくなってTumblrに移動してました
でもやっぱり見てくれる人が少ないと悲しいので戻ってきました わがまま
10月にカネコアヤノちゃんのワンマンショーに行ってきました
Tumblrに書いたことを引用します
2020.10.2
カネコアヤノワンマンショー2020秋
行ってきました カネコアヤノちゃんの歌はおいしいものを食べて遊んで恋をして、よく眠って毎日を過ごしていれば大丈夫なんだと思わせてくれます
スッと会場に入ってきて、一度も休憩せずに20曲以上歌って、スッと帰っていかれました
カネコアヤノはカネコアヤノ以外の何者でもない 本当にかっこいい
あんなに強く生きられるのが羨ましい
嫌われないように毎日 不安にならないように ならないようにしている
新曲も歌ってました 会って話しがしたい 会わなきゃ意味がないというような内容
今の状況を踏まえた、今しか作れない曲
このブログにいない間に映画もたくさん見たし、好きな本も増えました ひとつずつ書いていこうかな
12月には壮平さんのライブに行きます
色んなことがあるけど、好きなものは大切にしたいね
ストーリー・オブ・マイライフ/私の若草物語
6月24日に鑑賞。
4人の天使たちのお話。映画の中で描かれる小さい幸せみたいなものが愛おしかった。
パンフレットから引用…
「私たちはみんな内向的にも外向的にもなれる。この映画によって、みんなが内向的な人たちにもっと感謝できるようになったらいいと思うの。外向的な人が理解されやすいのかもしれないけど、静けさや優しさの中に強さを見出して欲しい。物思いにふけることはとてもワクワクすること。」
ベス役 スカンレンが言っていた言葉。とても素敵だと思いました…。ベス役の彼女だからこそできる表現だと思う。
私たちは内向的、外交外向的という風に自分や人を決めつけがちだけど、そんなに単純ではないよねって優しく気付かされたような感じ。
後半のジョーの話や気持ちの変化はすごくもどかしい。後味が良い映画って言っていいのかどうか…。色々考え込んでしまう。
話の結果はどうであれ、その途中の道のりが暖かくて優しくて、結末よりもその過程を重視している作品のように思えたし、だから「ストーリー・オブ・マイライフ」という邦題もすんなり入ってきた。納得。
パンフレットの写真もひとつひとつが綺麗。
DVDが出たら欲しいな。あとは若草物語をもう一度読み直したい。
「流浪の月」
流浪の月という凪良ゆうさんの本。
ちょっと前に読んだのだけど、自分の中でどうしても感想をまとめることができなくて時間が経ってしまった…。
今もうまく纏められる自信が無い。
自分がこの作品の何を気に入ったのか考えてみると、主人公の更紗と文の関係だと思う。
更紗と亮くんの関係は、正直言って初めから、反吐が出るほど気持ちが悪かった。
文も亮くんも、どちらも更紗を守ろうとしている。
でも亮くんの場合はどこか更紗を見下していて、高慢だった。
それに対して文は、飾り気のない接し方で、更紗と対等な関係を保っているように思えた。
文はすきとおった水みたいだと思った。落ち着いていて、冷たくてさらっとしている。
あとは、お酒の瓶。この本にはお酒の瓶の描写が複数ある。
出ていってしまったけれど、大好きだった両親と、小さい頃に集めたお酒の瓶。大好きな文とお酒の瓶。
更紗にとってお酒の瓶は自由の象徴なのだと思った。
「誰にも理解されなくていい。独りで生きたい。」という気持ちと、「寂しい。誰かに自分を分かって欲しい。」という気持ち。
この主人公は私とは比べものにならないほど苦しい人生を送っているけど
一見すると矛盾した、二つの気持ちを持ってしまう更紗に共感したし、自分の行動と重ね合わせてしまった。
この人なら分かってくれるかもしれない、と思って期待して、結局だめで、
もう人は信じないと思っても
気づいたら、また自分を解ってくれる人を探している。
それって自分勝手なんだろうか…。
流浪の月を読んで「よく分かんない」と思った人は幸せなんだと思う
Life is party
世の中には色んな音楽が存在していて
本当にどれも素敵だと思うんだけど
いつまでもどこまでも小山田壮平という人の音楽が一番だと思っている
私の音楽の趣味は全て小山田壮平から派生していったもので
原点、中心には壮平さんがいる
あまりにも選ぶ言葉が美しくて、壮平さんの声が優しくて、聴くたびに救われる
ライブで見た壮平さんは、小柄で細くて、ちょっと猫背でかわいい人だった
広島の弾き語りツアーで、ベンガルトラを歌う壮平さんの迫力がすごすぎて、ほんとに心臓にズシンときて、会場も一瞬サッと静まり返ったし、その様子は倒れてしまうんじゃないかと心配になるほどだった
「正気が保てなくなっちゃう」らしい
歌で正気を失う人を私は初めて見た、彼こそが本当の天才なのだと思った
話や仕草が少年のようでかわいい分、たまに見せる全てを呪うような顔が怖い
歌を歌うと変わる、表現者としての小山田壮平は才能に溢れていて、もはや人間を超えた神聖なもの(うまく言えないけど、)のようにも思う
大好きな「雨の散歩道」という曲は音源化されていなくて、壮平さんが歌おう思ったときしか聴けない状態にある
だからこそ聴けたときの嬉しさが大きくて、
毎回これが最後かもしれないと思いながら大切に聴く
今も壮平さんの声を聴いている
舞台上に置かれたスト缶を思い出す
死ぬ前に出会えてよかったと思う、お互いが死ぬ前に
少女邂逅
最近自分の好みにぴったりハマった映画があったので、久しぶりに更新します
いじめられている高校生のミユリが、同じクラスに転校してきたツムギと出会う物語
良いところをあげるときりがないし、うまく説明できなんですが
まずタイトルの「邂逅」は「かいこ」の意味も含んでいて、虫の蚕がこの映画の世界観をつくっている
蚕がこの映画の、現実と想像の境界を曖昧にさせていて、それが少し怖くて美しい
かなり世界観を重視している作品で、二人の放課後を映すカメラワーク、電話ボックスでの会話、喫茶店とクリームソーダ、教室のカーテンなど、ひとつひとつのシーンに監督のこだわりを感じる
エンディングの、「思い出は汚れたまま 少女は天使になる」という歌詞も、曲調も素敵で、エンドロールで感極まり、いつの間にか泣いていた
見終わったあとは心にすっと傷が残って、日常のふとした時に、この映画を思い出してしまって、こんなに苦しい余韻が残る映画は珍しいと思う
切なさ、儚さという言葉が「少女邂逅」には良く似合います
又吉直樹さん 「火花」と「劇場」
この二冊に共通していること、というかこの二冊から感じたことは
又吉直樹さんが「純粋さ、無邪気さ」を上手く書くなあ、ということ
おそらく又吉さんは純粋であることに憧れと、恐れがあるのだと思う(そんなの本人にしか分からないけど)
私も物事の捉え方が純粋な人を見るといいな、どうやってそんなに美しく育ってきたんだろうな、と思うことがある そんな感じなのかな
また勝手に推測したり自分と重ね合わせてごめんなさい
でもそういう純粋さを、神谷さんや沙希に投影して、きれいに、丁寧に描写しているなと思った
東京百景に出てきたエピソードが使われているところもあって、先に東京百景を読んでよかったと思った
自分が考えたこと、体験したことを小説にできる又吉さんを尊敬するな すごい
あとは劇場の方が火花より読み終わった後味が良いと思った
火花は神谷さんに対して哀れだな、という感情を抱いてしまって、そう思った自分のことを醜く感じたし私ってめっちゃ小さい人間だな…と思ってしばらく考えてしまった
一方劇場は、あまり書くとネタバレになってしまうけど、その先が読者に委ねられているところがあったから、自分の思うようにお話を終わりにすることができた
まあ結果どっちもいい 人間も早く読みたい
2019年、又吉直樹さんに終わり
2020年、又吉直樹さんに始まりました
これからも読書続けるぞ〜