まいにち

自分の好きなものを知りたくて書いています

又吉直樹さん 「東京百景」

 

 

又吉直樹さんの「東京百景」が面白かったので記録用に好きだったところを載せる

 

私もくるりが好きだからとても共感した

意識的にロックを体現しているバンドって苦手で、くるりみたいに自然体でいて、でもそれがロックそのものになっている、のが好き

 

二十二

「最初の優しさを拒絶すれば大きく裏切られることはない」

今わたしが考えていること、そのまま

 

七十一

ここら辺から偉大な芥川賞作家なのに親近感を持ってしまう

 

七十六

「安心感のある炬燵と蜜柑と、くるりの新譜があれば笑ってくれるだろう」

 

八十五

ひとりでいるのが好きだけど、人と関わらないと寂しくて生きていけない性格。人間ってむずい。

 

途中途中で出てくる突飛な空想は新鮮で、面白くて、天才だなと思わされる反面。

 

この本を読んでいる間、ずっと「安心」があった。私と同じような考え方、悩みを持つ人がいるっていうような安心

勝手にそう思われて迷惑かもしれないけど…。

 

何度も読みたいと思う本はなかなかなくて、

星の王子さま」と「ハリネズミの願い」だけお気に入りで、本棚に飾ってある。

そこに「東京百景」も加えようと思った。

 

変な組み合わせだけど、私を救ってくれる本、記念すべき三冊目。